JTBグ、広島、岐阜、沖縄に訪日客向け観光案内所を開業

  • 2016年10月11日

 JTBグループはこのほど、広島県、岐阜県、沖縄県に訪日外国人旅行者向けの観光案内所「ツーリストインフォメーションセンター(TIC)」を開業した。訪日外国人に対し旅行情報を提供するほか、店舗により旅行商品の企画・販売や特産品の販売なども実施する。

 広島県には9月23日、JTB中国四国が広島市の原爆ドームに隣接する「おりづるタワー」の2階に「HIROSHIMA ORIZURU TOWER TOURIST INFORMATION CENTER(おりづるタワーTIC)」をオープン。JTB中国四国が運営主体となり、おりづるタワーを運営する広島マツダと広島電鉄と3社連携で開設した。対応言語は日本語と英語。

 おりづるタワーTICでは観光案内に加え、広島県内各地や近隣地域を周遊する着地型旅行商品の企画・販売、手荷物の預かりや配送などを取り扱う。今後は日本政府観光局(JNTO)認定の外国人向け観光案内所の「カテゴリー2」を申請する予定。来年度からは、農家民泊などの県内の観光素材の販売やツアーの企画、通訳ガイドサービスなども実施する予定だ。

 岐阜県には10月1日、JTB中部が高山市にある高山エース旅行センター駅前営業所内に「CENTRAL JAPAN TOURIST INFORMATION CENTER TAKAYAMA(中部TIC高山)」を開業した。JTB中部にとって中部国際空港、名古屋大須商店街に続く3ヶ所目のTICで、対応言語は日本語と英語。高山市内や飛騨地域の観光情報を提供するほか、名古屋市内を中心に利用できる「CENTRAL JAPAN TRAVEL COUPON BOOK」を配布する。無料のWiFiサービスも用意した。

 沖縄県には10月1日、JTB沖縄が那覇の「DFS Tギャラリア沖縄」の2階に「TOURIST INFORMATION CENTER T GALLERIA OKINAWA(TIC沖縄)」を開業。対応言語は日本語と中国語で、観光案内のほか、「美ら海水族館」などの観光施設のチケットなどを販売する。