JTBGMT、実証実験で訪日フランス人にスマホ貸出、事業化へ
JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)は10月9日、同社と業務提携しているフランスの旅行会社が日本に送客したFITに対し、スマートフォンを貸し出す実証実験を開始した。「FREETEL」を運営する通信事業者のプラスワン・マーケティグと約3ヶ月間実施するもので、共同でスマートフォン貸出サービスの事業化をめざす。
実験では、フランス人旅行者に「FREETEL」のスマートフォン「SAMURAI REI 麗」を貸し出して通話機能や各種アプリを利用してもらい、使い勝手などをヒアリングする。また、個人情報の取得に同意した旅行者に対しては、アプリの使用状況の確認、事前にインストールしたアプリを用いた位置情報の取得などもおこなう。
ジェイティービー(JTB)によれば、フランス人旅行者は滞在日数が長く、日本の文化に対する関心が強く、旅行中の情報収集への意欲が高いことなどからターゲットに設定。今後は貸し出す訪日外国人の国や地域を拡大して実験を継続する予定だ。