JTB西日本、日本航空（JL）、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの3社はこのほど、ふるさと納税制度の浸透に向けた提携に基本合意した。JTBとトラストバンクの2社が今年3月に合意した業務提携にJLも参画し、返礼品としての航空券の提供などを開始する。JLによれば、返礼品としての航空券の提供はこれが初めて。

　新たな提携では、JTB西日本が運営するふるさと納税ポータルサイト「ふるぽ」と「ふるさとチョイス」、JLの公式ウェブサイトで同制度をアピールし、さらなる浸透をはかる考え。また、返礼品としてJTB西日本はJLを利用したパッケージツアー、JLは航空券をそれぞれ提供する。

　3社は、まずは北海道網走市、秋田県男鹿市、石川県加賀市、兵庫県豊岡市、和歌山県白浜町、熊本県南小国町、鹿児島県奄美市の5市2町と提携し、最寄り空港までの航空券を「ふるぽ」を通じて提供。さらに、地方自治体との航空関連イベントを開催し、返礼品として納税者を招待する。

　JTB西日本は10月に新たな返礼品として、JLが提携した5市2町を訪れる「JALで行くふるさと納税専用ツアー」を発表する予定。トラストバンクも、旅行関連の返礼品専用のウェブサイト「きふたび」で、JLの特集コーナーを設ける。