8月の訪日客数は12.8%増の205万人、前月に続き200万人超

  • 2016年9月21日

 日本政府観光局(JNTO)によると、2016年8月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年比12.8%増の204万9200人で、単月の過去最高を記録した前月の229万6500人に続いて200万人を超えた。増加要因は近隣国からのクルーズ船の寄港増や、航空路線の拡充など。9月21日の定例会見で観光庁長官の田村明比古氏は「昨年8月は63.8%増と驚異的な伸び率だった」と振り返った上で、その前年から2桁増となった今月について「堅調に推移している」と評価した。1月から8月までの累計は24.7%増の1605万9500人で、昨年より約2ヶ月早く1500万人を突破した。

 訪問者数が最も多かったのは中国で14.5%増の67万7000人。次いで韓国が17.4%増の45万8900人、台湾が6.1%増の33万3200人となった。前年からの伸び率はインドネシアが30.9%増でトップに。以下はマレーシアが26.0%増、ベトナムが24.9%増、カナダも23.3%と続き、4ヶ国が20%以上増加した。

 そのほか、バカンスのシーズンを迎えたイタリアとスペインは単月の記録を更新。加えてシンガポール、インドネシア、ロシアを除く15市場が8月の過去最高を記録した。シンガポールは昨年同月に建国50周年記念の大型連休が設定された反動で4.1%減となり、経済制裁の影響を受けているロシア以外では唯一減少した。

 JNTOは9月については、夏の休暇シーズンと秋の旅行シーズンの谷間となるものの、韓国では旧盆休暇、中華圏では中秋節を迎えることなどに期待。また、引き続きクルーズ船の寄港増や、航空路線の新規就航が寄与するとの見方を示している。