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外務省、爆発事件発生で比ダバオに注意喚起-大統領のお膝元

  • 2016年9月5日

 外務省はこのほど、9月2日夜にフィリピン・ミンダナオ島のダバオの夜市で発生した爆発事件を受け、同市について注意喚起のためのスポット情報を派出した。現地からの報道によればこれまでに14名が死亡し、約70名が負傷。日本人の被害報告はない。事件の背景についてはフィリピン政府が調査中だが、一部の報道では、イスラム教過激派の反政府勢力であるアブ・サヤフ・グループが犯行声明を出したとの情報もある。

 ダバオは今年6月にフィリピン大統領に就任したロドリゴ・ドゥテルテ氏が、20年以上に渡り市長を務めていたことで知られる。同氏が市長時代に進めた治安対策によって、ダバオは国内でも有数の安全な都市に変わったとされる。

 今回発出したスポット情報で外務省は、フィリピンへの旅行者に対しては最新情報の入手に努めるとともに、テロの標的になりやすい政府・軍・警察関係施設に近づかないことなどを呼びかけている。