全日空、プノンペン線に就航、成田発初便は搭乗率93%

  • 2016年9月1日

テープカットの様子 全日空(NH)は9月1日、成田/プノンペン線に就航した。日系航空会社としては初めてのカンボジアへの定期便で、1日1便を運航する。使用機材はボーイングB787-8型機で、座席数はビジネスクラス42席、エコノミークラス198席の計240席。NHによると、成田発の初便には223名が搭乗し、搭乗率は92.9%だった。深夜に出発するプノンペン発の初便は、ほぼ満席となる見込みだ。

 NHによると、今後1ヶ月間の予約率は4割強で、そのうちの8割以上が日本発。カンボジアには日系企業の進出が増加していることから、ビジネス需要が多くなると見られているが、現時点ではレジャー需要が6割を占め、ほとんどが旅行会社の団体旅行という。

NH代表取締役副社長の内薗氏 同日に成田空港で開催した就航記念式典で、NH代表取締役副社長の内薗幸一氏は、今後は7割程度の搭乗率をめざす考えを示した。ターゲットについては「プノンペンについてはビジネス需要が大きいが、同路線を利用したアンコールワット観光なども案内できるのではないか」と述べ、ビジネスとレジャーの両方の需要獲得に意欲を示した。需要の比率の目標などは明らかにしなかった。

プノンペンに飛び立つ初便を空港職員が見送った プノンペンからアンコールワット観光の拠点となるシェムリアップへの乗り継ぎについては、「現地の航空会社と連携に向けて話し合いを進めている」とのみ説明。NHによれば、コードシェアなどの構想はあるものの、まだ検討の段階にあるという。

 そのほかに内薗氏は、成田が強みとするアジア線と北米線の接続についても言及。ビジネス需要については基本的には日本発がメインとなる見込みだが、「北米からのビジネス需要も促進できるのでは」と期待を示した。

(ゆるキャラ左から)うなりくんとアンコール・ワッティー  就航記念式典には、衆議院議員で日本カンボジア友好議員連盟事務局長を努める小渕優子氏や、駐日カンボジア大使のチア・キムタ氏なども出席。テープカットを実施したほか、成田市のゆるキャラ「うなりくん」とカンボジアのゆるキャラ「アンコール・ワッティー」が、NHのスタッフなどと一緒にダンスを披露した。初便の搭乗者にはオリジナルのミニバッグを贈呈した。