Hotels.com、設立25周年でイベント、動画レビュー開始も

  • 2016年8月30日

生駒氏とオフィシャルキャラクター犬「ナンパグ」  今年で設立25周年を迎えたホテル予約サイトのHotels.comはこのほど、六本木にオープンした新オフィスで記念イベントを開催した。1991年に米国で電話によるホテル予約サービスとして創業した同社は、今では200ヶ国以上の宿泊施設の予約をオンラインで提供。同社日本代表の生駒千絵氏は「日本では2004年に英語サイトを開設し、08年に日本語版を立ち上げた。現在は世界85ヶ国以上で現地語化されたウェブサイトを運営している」とその成長を振り返った。

 イベントにおいて同社は、動画レビューサービス「Roomovie」(ルームービー)の日本展開も発表した。同サービスは2015年に英国から始めたもので、宿泊客がスマートフォンなどで撮影した客室の動画を、同社の特設ページあるいはTwitter、Instagramにハッシュタグをつけて投稿し、ホテルを評価するもの。

チョン氏による「Roomovie」の紹介  同社日本韓国地区ソーシャルマネージャーのチョン・ヨンジク氏は「最近はソーシャルメディアやキュレーションメディアの写真や動画が、予約につながることが多くなっている」と説明し、動画で室内を確認できることで、より宿泊くきゃのイメージに合うホテル選びが可能になる旨を説明した。動画の投稿者には割引クーポンを提供するほか、毎月1名の優秀者に5万円分のクーポンを贈呈する。

 同社は25周年を記念して、合計250泊分の無料宿泊が当たるキャンペーンも実施。ウェブサイトに登録した人のなかから抽選で、モルディブ、バリ、韓国、フィリピン、中国、香港、マカオ、日本、タイのいずれかの指定ホテルで1泊2日の滞在を提供するほか、登録者全員に割引クーポンを提供する。締切は8月29日までとした。

 生駒氏はそのほか、同社が85ヶ国でのウェブサイト運営やマーケティング活動を活かして実施している中国人旅行者の動向調査「CITM(チャイニーズ・インターナショナル・トラベル・モニター)」について紹介。「中国人がどこで何をしたいのか、どんなホテルに泊まるのかというデータは、世界中のホテル運営者が求めている。ホテル側に聞き取り調査もしている」と述べた。CITMによると中国人が旅行に行きたい国のランキングで日本は2位。1位はオーストラリアだったという。