17年10-12月に初の単独DCで意気込み 長崎県
2017年10-12月に長崎デスティネーションキャンペーン(DC)が開かれる。長崎県でのDCは3回目で、単独開催は初めて。できたばかりのDC公式ガイドブックを手に長崎県から10人がこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。
長崎DCは「世界遺産」「美味感動」「祈り」など6つのテーマで特別企画を展開する。このうち「ひかりと灯り」では、雲仙国立公園の雲仙仁田峠で来年10月28日-11月6日の期間にプレミアムナイトを実施する。ライトアップした紅葉をロープウエーから眺めるもので、雲仙市観光物産課の宮原祐二さんは「誰も見たことのない夜の仁田峠をぜひ」。
夜景では長崎市も負けていない。稲佐山の夜景は「世界新三大夜景」の一つ。2016年度ロマン長崎の朝長瑞希さんは「坂のまち長崎の夜景は立体的で幻想的です」。長崎市観光推進課の濱田貴博さんは「今年秋には出島復元整備も完成します」と、2人そろって長崎市への来訪を訴えた。
国境の島・壱岐は、DCのテーマの一つ「日本遺産」に選定されている。県壱岐振興局の宮木貴徳さんは「福岡から高速船で1時間。大陸との交流の歴史の舞台へ」。
西海市の旧長崎オランダ村が4月、食やレジャーが楽しめる観光施設「ポートホールン長崎」としてリニューアルオープン。多彩なテナントでのショッピングが楽しめ、大村湾のカヤック体験なども提供している。西海市情報観光課の尾﨑淳也さんは「市の情報発信拠点であり、観光の拠点。造船や製塩など現在推進している産業観光の基地にもなります」。
諫早市は、焼きと蒸しを独特な方法で提供している「いさやは楽焼うなぎ」を市内専門店で提供している。諫早市商工観光課の中島梨奈さんは「長崎市、雲仙への拠点のまちで昼食にうなぎを楽しんでください」。
長崎の冬のグルメでは「平戸あら鍋」がいち推し。別名クエのあらは、高級魚として知られ、コラーゲンをたっぷり含み女性にも人気だ。平戸市観光課の里村亮さんは「来年2月末まで、公共交通機関やレンタカーでお越しいただき市内に宿泊すると現金をキャッシュバックするキャンペーンを展開中です。平戸のじげもん、うまかもんを食べに来てください」。
長崎県は今春の震災後、ふっこう割で回復の兆しもみえるが、JR九州・長崎駅の鷹野恵一駅長は「DCを前に私たちがPRすることで来県を訴えたい」。
また、JR九州長崎支社の末藤隆浩さんは「9月から全国で長崎DCのPRが始まり露出が高まります。旅行会社の皆さんにしっかりPRし、送客をお願いしたい」。
長崎DC推進協議会事務局の三浦保博さんも「DC限定企画も豊富。しっかりと受け入れさせていただきます」。
(16/08/30)
情報提供:トラベルニュース社