箱根ロープウェイ、1年3ヶ月ぶりに全線開通、大涌谷園地も開放
箱根ロープウェイは7月26日、15年5月の箱根山の噴火の影響で運休していた大涌谷/早雲山間の運転を再開し、1年3ヶ月ぶりに全線開通した。大涌谷周辺の火山ガスの濃度が低下したことを受けたもので、同日には閉鎖されていた大涌谷園地も再び開放された。
箱根ロープウェイは大涌谷周辺が火山活動の影響による立入規制を受けたことから、15年5月に全線を運休。その後、同年9月に気象庁が噴火警戒レベルを2に引き下げたことを受け、一部区間の運行を再開した。箱根町企画観光部によると、今後は火山活動の影響で減少していた温泉の供給量も徐々に回復する見通しで、紅葉の季節に向け観光客数の増加が期待できるという。
なお、箱根山の噴火警戒レベルは昨年11月の時点で1に引き下げられているが、大涌谷自然研究路およびハイキングコースの一部は、依然として火山ガスの濃度が高く安全性が確保されていないため、引き続き閉鎖されている。箱根ロープウェイも、濃度の高い日は運休する予定。