日本航空、女性の活躍推進に向け国連の7原則に署名

  • 2016年7月12日

 日本航空(JL)はこのほど、国連婦人開発基金(UNIFEM)などが2010年に定めた「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名した。WEPsの趣旨である「企業における女性の活躍推進」に賛同し、今後は女性の管理職や役員への登用などを推進。多様な人材が活躍できる企業をめざす。

 WEPsは「企業経営者のリーダシップによるジェンダー平等の促進」など7項目からなる。各項目には男女平等を推進する方針の策定や、男女の同一労働・同一運賃の実現、女性の健康にとって安全な職場環境の整備、女性の小規模経営者や起業家との取引、ジェンダー平等に関する啓発活動などが含まれており、JLはこれらの継続的な実践に取り組む。

 なお、JALグループは23年度末までに、女性の管理職比率を20%以上にする考え。15年からは、女性の活躍推進のための組織「JALなでしこラボ」を設置し、社内での男性管理職者や女性社員の意識改革、ワークスタイルの変革などに取り組んでいる。