元気です!人吉温泉 旅館組合が宿泊プランなど緊急対応策/熊本

 熊本県・人吉温泉旅館組合は、熊本地震の復興のため緊急対応策を展開する。宿泊プランの設定や情報発信の強化で、被災地の応援や宿泊需要を喚起。温泉街と被災地に元気を取り戻す。

 まずは格安宿泊プランを7月末までネット販売。被災地の住民を対象に、宿泊料金が通常の半額となるプランを素泊まり、部屋数限定で販売する。「がんばれ熊本!人吉温泉旅館組合共同企画 熊本応援プランいやしの旅」をタイトルに入れたプランを同組合・女将の会「さくら会」などの加盟各施設で設定する。

 一般客の誘客に向けては、地域振興券付き宿泊プランをネット予約限定で販売。1千円分の地域振興券が1人1枚ついたプランで、発行枚数は2千枚を用意した。同組合加盟施設や球磨川下り、くま川鉄道など地域内の参画店舗で利用できる。利用期間は7月末まで。

 復興イメージの向上に向け、JR九州の「SL人吉」の1両貸切も実施。5月29日に開かれた第1回には親子6組18人が参加した。

 また、さくら会も支援への取り組みを決定。実施していた無料入浴券は6月末まで延長したほか、福岡や鹿児島、東京などでPR活動を展開。若女将たちが人吉市内の観光地で写真や動画を撮ってSNSによる発信も行うなど、熊本・人吉の元気を伝える。

 (16/06/14)


情報提供:トラベルニュース社