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政府、15年のビザ発給件数は66.0%増、中国が8割

  • 2016年6月7日

 外務省が発表した2015年の在外公館におけるビザ発給数は、訪日外国人旅行者数の急増にともない前年比66.0%増の476万8286件と大幅に増加し、過去最高を記録した。国・地域別で最も多かったのは中国の378万773件で、全体の79.3%を占めたほか、14年のビザの総発給数である287万1639件をも上回った。

 2位はフィリピンが22万5676件で全体の5.7%。3位はインドネシアが16万2273件で3.4%となり、上位3国で全体の88.4%を占めた。4位以降はベトナム、インド、ロシア、ブラジル、タイ、韓国、米国が続いた。

 在外公館別では、1位が在上海総領事館の155万1580件で全体の33.0%。2位以降は在中国大使館が99万5508件で21.0%、在広州総領事館が51万3830件で11.0%、在重慶総領事館が23万5677件で5.0%となり、これらの中国の4公館での総発給数のみで全体の7割を占める結果となった。