「プレミアホテル-CABIN-」誕生、宿泊特化の5軒を刷新
プレミアホテルグループとして、国内外で30軒のホテルを展開するケン不動産リースは6月1日、全国の5軒の宿泊特化型施設を新ブランド「プレミアホテル-CABIN-」としてリブランドオープンした。今回オープンしたのは新宿(旧ホテルヴィンテージ新宿)、松本(旧トーコーシティホテル松本)、札幌(旧ホテルパコジュニアススキノ)、旭川(旧ホテルパコ旭川)、帯広(旧ホテルパコ帯広)。
プレミアホテルグループでは、自社展開する基幹ホテルブランドにそれぞれシリーズ名を付けており、最上級シリーズを「プレミアホテル-TSUBAKI-」、シティホテルシリーズを「プレミアホテル」としている。今回の宿泊特化型シリーズの追加により、札幌は3ブランドが揃う初めての都市となった。
「プレミアホテル-CABIN-」はビジネス層を中心ターゲットとしているが、既存のビジネスホテルとは大きく異なる方向性を打ち出す。コンセプトは「リフレッシュ&パワーチャージ」で、ビジネスマンが1日のエネルギーをチャージする朝食に力を入れ、地域ごとの地元の食材の仕入れや、多品目のメニュー構成にこだわるという。
北海道の3軒ではホテル内に精米機も用意し、鮮度の高い美味しいご飯を提供するよう努める。このほか1ランク上の「プレミアホテル」と同レベルのリネン類やアメニティを用意することで、リフレッシュできる環境を整える。
札幌・旭川・帯広の3軒はいずれも大浴場があり、温泉気分も満喫できるのが特徴。松本は北アルプスの山並みを一望できる眺望と、信州の食材を活かしたグルメを魅力とする。新宿は東京随一の繁華街で、ビジネスにも観光にも適した新宿歌舞伎町の立地が強みだ。
「プレミアホテル-CABIN-」では会員制度「CABIN定宿倶楽部」も設定。1泊ごとに「永久不滅ポイント」が貯まり、ポイント数に応じて変化する会員ステージにあわせて、各種特典を用意する。
プレミアホテルグループでは、今後も「プレミアホテル-CABIN-」シリーズを拡大していく計画で、17年6月には大阪の梅田に新たなホテルを開業する予定だ。