成田、4月の国際線方面別旅客は台湾が16%増、韓国も2桁増
成田国際空港(NAA)によると、2016年4月の国際線の方面別旅客数は太平洋、オセアニア、グアム、中東を含むアジア、台湾、香港、韓国、アフリカの8方面で前年を上回った。最も伸び率が高かったのはアフリカで、350.0%増の1800人。アフリカについては、13年7月にエジプト航空(MS)が運休して以来、定期路線のない状態が続いていたが、昨年の4月22日にエチオピア航空(ET)がアジスアベバ線を開設している。
次いで台湾が15.9%増の13万3800人、韓国が10.8%増の10万6900人となり、ともに2桁増に。以下は香港が9.1%増の9万4500人、太平洋が6.2%増の30万6800人、中東を含むアジアが5.3%増の32万7400人、オセアニアが2.5%増の4万9400人、グアムが1.7%増の4万1500人となった。
前年を下回ったのは欧州と中国の2方面で、減少幅が大きかった中国は5.7%減の16万2300人。昨年11月のパリでの同時多発テロ事件の影響で低迷している欧州は、4.5%減の11万7000人となった。