観光庁は5月11日から6月9日まで、2016年度からの新規事業として開始する「テーマ別観光による地方誘客事業」を公募する。同事業は、共通の観光資源を有する全国の複数の地域による共同誘客プロモーションなどに対して経済的な支援をおこなうもので、同庁では具体的なテーマの例として、映画などのロケーションや酒蔵、自然、世界遺産、文化財などを挙げている。16年度予算では7000万円を充て、6つのテーマを採択する予定。

　支援の対象となるのはニーズの把握のための調査活動、ネットワーク構築に向けた会議の実施、共同ウェブサイトの開設など。同事業に関する契約を締結する前に要した費用や、著名人の起用など過大な支出を伴う情報発信などは対象外とする。