楽天、カンパニー制導入でトラベルは「ライフ&レジャー」に
楽天は4月19日、社内カンパニー制の導入に伴う組織変更を発表した。同社ではこのほど、サービスの品質向上と顧客満足度の最大化をはかるため、社内カンパニー制度の導入を決定。新体制では各事業の類似性や親和性を考慮し、60以上の事業部を13のカンパニーに集約することで、カンパニーごとの役割を明確化するとともに、業務の効率化をはかる。
また、楽天グループ全体にまたがる横断的な組織として「開発部」を引き続き置き、グループ全体で共有すべき利用者のIDやポイント、決済などに関して、高品質で迅速なサービスの開発と提供をめざす。新体制への移行は順次進めており、6月末をめどに完了する予定。
13のカンパニーは「インターネットサービス」と「FinTech(金融)」の2種類に大きく別れており、楽天トラベルは、「インターネットサービス」の「ライフ&レジャーカンパニー」に所属。同カンパニーにはゴルフ場の検索・予約サービスなどを提供する「楽天GORA」、結婚式場の検索・予約サービスなどを提供する「楽天ウェディング」なども所属しており、これらを集約することでさらなる連携強化をはかる。同カンパニーの統括者には楽天の取締役常務執行役員の武田和徳氏が就任。なお、楽天トラベルの事業内容に変更はなく、楽天執行役員トラベル事業長の山本考伸氏は続投する。