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東京第2種のグローバルピースが破産、弁済保証の受付も

  • 2016年4月19日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、東京都の第2種旅行業のグローバルピースE-YSKが4月1日、千葉地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は現在調査中。債権届出期間は5月2日までで、第1回債権者集会は6月29日を予定している。

 同社は1989年にアルファリゾート・トラベルの商号で設立し、2015年に現商号の「グローバルピースE-YSK」に変更した旅行会社で、資本金は2200万円。国内旅行の企画運営を主な事業とし、一般顧客などを対象に全国の名所旧跡を対象としたツアーや、歌手のディナーショー付きツアーなどを手がけていた。

 10年8月期には6億5000万円の売上高を計上したが、その後は他社との競合激化による売上高の減少などから業績が悪化し、近年は年間の売上高が3億円台にまで低下。資金繰りも限界に達したため、15年12月10日付で事業を停止し、破産申請の準備に入った。

 同社は全国旅行業協会(ANTA)に加盟しており、昨年の12月15日にANTAに対し弁済保証制度の認証申出をおこなった。同社はANTAに220万円の弁済業務保証金分担金を納付しており、弁済限度額は1100万円。弁済保証制度の申出受理期間は当初は2月13日までとしていたが、4月19日時点で申出があった保証金の還付が弁済限度額に達していないため、引き続き申出を受け付ける。