沖縄でLGBTイベント、7月開催-「ピンクドット」4回目

ロゴマーク 2016年7月、沖縄でLGBTをテーマとしたイベント「ピンクドット沖縄」が開催される予定だ。実行委員会によるとピンクドットは09年にシンガポールで始まったイベントで、「LGBTがより生きやすい社会」をめざす人々が集まるフェスティバル。参加者がピンク色のものを身につけるのが特徴だ。

 これまでにシンガポールだけでなく米国、カナダ、香港などで開催されており、13年には沖縄で国内初のピンクドットが開催された。例えば15年のシンガポールでは約2万8000人が集まったといい、沖縄は3回目の15年で1200人とまだ規模が小さいものの、積極的な情報発信により参加者の増加をめざすという。

昨年のイベントの様子 情報発信の強化策として、今年はホテルパームロイヤルNAHA代表取締役支配人の高倉直久氏とナレーターで朗読者の諸見里杉子氏が「ピンクドット沖縄大使」に就任。また、東京事務所も設置して、5月7日と8日の「東京レインボープライド」にも参加する予定だ。

 開催日時は7月17日12時から17時までで、ミュージシャンや那覇太鼓のパフォーマンス、同性カップルの結婚式などを計画。また、那覇市もイベント開催に合わせて同性間パートナーシップの施策を開始する予定という。なお、前日の16日17時から19時までは前夜祭も企画している。