日系2社、2月の国内線旅客は0.5%増、利用率は0.4ポイント増
日本航空(JL)と全日空(NH)の2016年2月の運航実績で、2社の国内線の合計は前年比0.5%増の532万2408人となった。座席供給量を表す有償座席キロ(ASK)が0.3%減、旅客輸送量を表す有償旅客キロは0.2%増となり、利用率は0.4ポイント増の64.6%だった。
企業別で見ると、旅客数はJLが3.8%増の245万9167人と増加した一方、NHは2.1%減の286万3241人と減少。利用率についても、JLはASKが1.0%増、RPKが3.5%増で1.6ポイント増の67.0%となった一方、NHはASKが1.2%減、RPKが2.0%減で0.5ポイント減の63.0%となった。
路線別では、JLの旅客数は羽田/新千歳線が1.8%増の25万67人で最多。次いで羽田/福岡線が2.0%増の24万2935人、羽田/伊丹線が5.5%減の18万4863人と、上位3位は羽田線が占めた。前年からの伸び率では、新千歳/新潟線が170.4%増の5563人と最も増加。2位は伊丹/新千歳線で54.7%増の2万6453人、3位は関空/石垣線で45.6%増の5447人だった。
利用率が最も高かったのは石垣/与那国線で4.9ポイント増の93.0%。次いで那覇/与那国線が17.8ポイント増の92.0%、那覇/北大東線が4.3ポイント減の83.6%と続き、上位3位は沖縄県内の路線が占めた。前年からの伸び率では、福岡/花巻線が29.0ポイント増と最も伸長。2位は羽田/函館線で18.3ポイント増、3位は新千歳/新潟線で18.1ポイント増となった。
NHの旅客数を見ると、羽田/新千歳線が2.5%減の30万3548人と最も多く、以下は羽田/福岡線が0.7%増の26万2448人、羽田/伊丹線が2.9%増の21万1095人となり、上位3位はJLと同路線だった。伸び率については、福岡/宮崎線が48.8%増の8891人で1位に。次いで、新潟/新千歳線が41.2%増の1728人、伊丹/那覇線が39.3%増の3万5847人となった。
利用率が最も高かったのは新千歳/那覇線で84.4%。2位は成田/伊丹線で82.9%、3位が成田/新千歳線で81.2%となった。