▽12月単月の国内旅行は4.5％増、外国人は63.3％増

　12月単月の取扱額では、国内旅行は前年比4.5％増の3456億6146万円だった。観光庁によると、関西方面と北陸方面が引き続き好調に推移しているという。外国人旅行は63.3％増の143億1437万円で、前年を大きく上回った。

　国内旅行の取扱額を企業別で見ると、最も大きかったのはJTB15社で4.2％増の859億1212万円。次いで、楽天が16.7％増の363億3853万円、KNT-CTホールディングス8社が4.5％増の280億1545万円となった。

　前年からの伸び率では、DeNAトラベルが83.3％増の3億125万円と最も伸長。取扱額が10億円以上の企業については、JTB西日本が35.7％増の108億52万円、楽天が16.7％増の363億3853万円などとなり、計24社が前年を上回った。

　募集型企画旅行の取扱状況に関しては、取扱額が1.1％減の727億8175万円、取扱人数が5.6％減の257万8468人となり、単価は4.8％増の2万8227円となった。

　外国人旅行の取扱額は、国内旅行と同様にJTB15社が90.2％増の59億1787万円で1位に。次いで日本旅行が42.4％増の22億9495万円、HISが32.0％増の19億5170万円となった。

　伸び率を見ると、最も増加したのはJTB東北で819.1％増の1442万円。取扱額が1億を超える企業では、JTBグローバルマーケティング＆トラベルが106.0％増の53億2583万円、日本旅行が42.4％増の22億9495万円などとなり、外国人旅行を取り扱う35社のうち23社が前年を上回った。

　募集型企画旅行に関しては、取扱額が27.8％増の5億4678万円、取扱人数が46.4％増の3万4161人となった結果、単価は12.7％減の1万6006円となった。

　なお、海外旅行の取扱額は13.6％減の1627億1385万円となり、国内旅行、外国人旅行との合計取扱額は1.0％減の5526億8967万円となった。海外旅行の詳細は別途記載（下記関連記事）。