主要49社、15年3Q累計の海外旅行は9.2%減-単価は微増
観光庁が取りまとめた2015年度第3四半期累計(15年4月~12月)の主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比9.2%減の1兆5662億2538万円となった。四半期ごとでは、第1四半期は9.9%減の4532億9169万円、第2四半期が10.0%減の6002億3306万円、第3四半期は8.4%減の5127億63万円と、いずれも1割近く前年を下回った。
企業別の取扱額が最も高かったのはジェイティービー(JTB)15社で、10.8%減の3402億8751万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が6.4%減の2610億6272万円、阪急交通社3社が13.2%減の1692億3234万円となった。
前年からの伸び率では、DeNAトラベルが14.6%増の340億356万円と2桁増。このほか、阪急阪神ビジネストラベルが10.0%増の305億7925万円、ジェイティービービジネストラベルソリューションズが6.9%増の434億8569万円などで続き、計5社が前年を上回った。
募集型企画旅行については、取扱額が12.5%減の5079億2265万円、取扱人数が13.4%減の230万9384人となった結果、単価は1.1%増の21万9939円と微増した。
なお、国内旅行の取扱額は前年比7.7%増の3兆4154億992万円、外国人旅行は47.5%増の1349億6832万円となり、合計は2.6%増の5兆1166億362万円だった。
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