阪急交通社グ、12月海外は14.1%減-欧州の減少響き
阪急交通社グループ3社(※)の2015年12月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比14.1%減の130億8280万円となった。会社別では、主力の阪急交通社が17.9%減の105億4455万円と2桁減。同社によれば、カナダや米国、中南米、オセアニア方面は前年を大きく上回ったほか、アジア方面では中国、香港、台湾方面が堅調に推移。しかし、ヨーロッパ方面が昨年11月にパリで発生した同時多発テロ事件などの影響で減少し、全体では前年を下回った。
業務渡航系の2社では、阪急阪神ビジネストラベルは5.6%増の26億9321万円だった。同社によれば、欧米の取り扱いが好調に推移。特に米国は7ヶ月連続で前年を上回った。アジアはインドやインドネシア、シンガポールが好調に推移した。
一方、阪神トラベル・インターナショナルは19.1%減の2億3802万円。招聘旅行は前年並みに推移したが、団体旅行が前年を下回る結果となった。
なお、3社合計の取扱額は、国内旅行が1.2%減の83億7960万円、外国人旅行が55.4%増の4312万円、合計は9.4%減の215億551万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル