全日空、国内線で機内WiFiサービス、無料で「スカパー!」も

  • 2016年1月26日

ロゴが機内入口に掲げられている機材が対象  全日空(NH)は1月25日から、国内線の機内インターネットサービスとして「ANA Wi-Fiサービス」を開始した。テレビ番組やオーディオ番組など、機内で利用できるエンターテイメントコンテンツを無料で提供するもので、有料でWiFiサービスも利用可能とした。

 無料コンテンツとしては、機内でテレビ番組を見ることができる「ANA SKY LIVE TV」を用意。乗客のスマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンなどの無線LAN対応端末で、衛星多チャンネル放送サービス「スカパー!プレミアムサービス」を介して「日テレジーザス」「日テレNEWS24」「スカサカ!24時間サッカー専門チャンネル」を提供する。

 また、全日空のオリジナル番組を中心としたビデオ番組を10種類から15種類、オーディオ番組を20種類から25種類、機内誌や雑誌、漫画、観光関連書籍など20冊前後の電子書籍を用意。同社独自の商品などを販売するショッピングサイト「ANA STORE@SKY」も提供するほか、フライトマップや地域情報、空港店舗情報やニュースなども用意した。

 有料で提供するWiFiサービスの料金は40分プランが550円、フルフライトプランが1050円。支払いはクレジットカードで受け付ける。

 ANA Wi-Fiサービスの対象となるのはボーイングB777型機、B787型機、B767型機、B737型機、エアバスA320型機の全クラス。ただし、B737-500型機、B737-700型機は対象外とした。また、ボンバルディアDHC8-Q400型機において、ビデオ、オーディオ番組、電子書籍サービスを無料で提供する。

 まずはB777-300型機1機に導入し、羽田発着の新千歳、福岡、那覇路線を中心にサービスを提供。今後はその他の国内線機材に順次導入し、17年度末までに計100機で利用が可能になる見込みだ。