インフィニ、中国系航空会社とセミナー、FSC13社との接続アピール

  • 2016年1月25日

インフィニ・トラベル・インフォメーション代表取締役の藤木悟氏  インフィニ・トラベル・インフォメーションはこのほど、中国国際航空(CA)、中国東方航空(MU)、中国南方航空(CZ)、マカオ航空(NX)、厦門航空(MF)、四川航空(3U)の6社と合同で「2015年度インフィニ中国セミナー」を開催した。冒頭の挨拶で同社代表取締役の藤木悟氏は、同社が昨年に25周年を迎えたことについて触れ、「25年前と比べると、日中間の旅客定期便の数は飛躍的に増えた」と説明。2015年の夏ダイヤでは1週間あたり800便を超えたことなどから、「昨年は中国からの旅行者が出国者数を大きく上回ったが、長い目で見れば(交流人口は)双方向でまだまだ伸びる」と期待を示した。

 セミナーでは、同社営業部の堤俊紀氏がINFINIで中国系航空会社の予約・発券をおこなう場合の強みとして「コネクティビティ」「発券期限管理」「中国語対応」の3つを挙げた。コネクティビティについては現在、日本に就航している中国系FSC13社のうち11社とのハイレベル接続を決定済みで、今春には、3Uの予約・ET発券機能をリリースする。そのほか、将来的には天津航空(GS)と吉祥航空(HO)の2社についても予約・ET発券機能の提供を開始したい考えで、最終的には13社すべてのハイレベル接続を可能にするという。

 また、2月には中国南方航空(CZ)とMUのダイレクトコネクトアベイラビリティ機能も提供を開始し、最新の実残席数を確認できるようにする。また、LCCとの協業についても積極的に進め、春秋航空(9C)と春秋航空日本(IJ)については、近日中に「LCC Search」での予約・発券を開始するという。

 発券期限管理については、昨年からリリースしている発券期限専用キューボックスに41番を設置。41番に入ってくるキューはすべて発券期限に関するメッセージとなる。これによりレギュレーションと異なる発券期限が設定された場合でも、安心して管理できるようになる。

 中国語対応については、オンライン旅程表およびEチケットお客様控え(PIR)ツールの「トリップル」、個人旅程管理ツール「トリップケース」、見積もりGUIについては、中国語簡体字・繁体字に対応。また、INFINIの操作マニュアルも中国語に対応しており、ポータルサイトからダウンロードできる。

 同社マーケティング部長の川原一志氏は「旅行会社は新たな機能に非常に敏感」と述べ、今後も同様のセミナーを積極的におこなうことで、同社の強みをアピールしていく旨を意欲的に語った。そのほか、航空会社各社もプレゼンテーションをおこない、新たに開設した路線やネットワークについてアピールした。