オーストリア・ウィーン、12月13日よりウィーン中央駅がインターナショナル・ハブステーションとして完全始動
2015年12月13日の運行ダイヤ変更に伴い「ウィーン中央駅」(Hauptbahnhof)が国内、そして国際的な交通機関の中心地としての役割をフルに担います。
2015年12月13日より、ウィーン中央駅がフル稼働を再開しました。
それに伴い、西路線を含むオーストリア国鉄(OBB)運営の全ての長距離列車もウィーン・マイドリング駅とウィーン中央駅に停車します。OBBレイルジェット、インターシティ、ユーロシティ、ユーロナイトなどの西側の路線も、この両駅で南北および東の各方面の路線と接続します。これにより、オーストリア国鉄が通っている全ての遠隔地へ、どの方面からも1度の乗り換えだけで行けるようになります。
また、この新中央駅とウィーン国際空港間の長距離列車が1時間に2本運行されています。
西駅にはウィーン近郊Sバーン快速列車、およびウィーンとザルツブルク間を走るウェストバーン鉄道運営の列車のみ停車します。
全てのオーストリア国鉄長距離列車を中央駅とウィーン・マイドリング駅に停車させることにより、スムーズな乗り換えと時間短縮を実現しました。また長距離、ローカルおよび地域を走る列車間の乗り換えも簡単になりました。
新ダイヤに変更後、ザルツブルク~ブラチスラヴァ間の移動が、中央駅での1度の乗り換えのみで可能になりました。またこの変更により、同ルート移動の際のかなりの時間短縮にも成功しました。
西路線の長距離ルートを西駅ルートからウィーン・マイドリング駅および中央駅経由に変更したことで、ザルツブルク・ウィーン間のOBBレールジェットでの移動時間を7分短縮(2時間22分から2時間15分)、リンツ~ブダペスト間は30分も短縮することができました。
オーストリア国鉄は、チケット販売や窓口でのサポート、ラウンジや旅行代理店サービスなど、中央駅を利用する旅行者に充実したサービスを提供しています。これに22ものチケット販売機と無料Wi-Fiのサービスが加わり、皆様に快適な旅をお約束します。
中央駅にはショッピング店とレストランが90もあります。また、中央駅からウィーン公共交通機関への乗り継ぎも便利です。シュテファン大聖堂や街の中心地までは地下鉄U1で3駅。郊外列車(Sバーン)快速が5路線、市電3路線(18、D、O)、バス路線(13A、69A)も通っています。
ウィーン市観光局は、ウィーンに向かう旅行者のために中央駅に観光案内オフィスを設けており、毎日09:00~19:00まで営業しています。
中央駅を経由する全てのオーストリア国鉄長距離列車(レールジェット、インターシティ、ユーロシティ、ユーロナイト)は、ウィーン・マイドリング駅でも停車します。ここでは南路線および東路線へ結合され、ウィーン公共交通機関(地下鉄U6、郊外列車快速5路線、バーデン鉄道、市電、バス7路線)へのアクセスも便利です。
2015年12月13日より、チケット購入および旅行者へのサポートサービスが提供される新たなオーストリア国鉄トラベルセンター、ラウンジおよび14台のチケット購入機がウィーン・マイドリング駅に導入されます。
現在では、ほとんどの難民はウィーンからオーストリアの他の地域に移動しました。
ウィーンの駅は混み合っていますが、中央駅は非常に整頓された状態です。
旅行者は、空港からの移動やウィーンでの滞在中、観光地への移動など、市の公共交通機関を利用する際、安全でスムーズな旅をご体験いただけます。
※詳細
・オーストリア国鉄「ウィーン中央駅」情報
http://www.oebb.at/de/Services/Neu_fuer_Sie/Bahnherz_Oesterreichs/ (ドイツ語)
・ウィーン市観光局「トラベルインフォメーション」
https://www.wien.info/en/travel-info/to-and-around/travel-information-1509 (英語)
情報提供:オーストリア政府観光局、日本海外ツアーオペレーター協会