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ラスベガス、全米一のMICE目的地、ソーシャルで新しい提案も

米主要見本市の約3割がラスベガス開催
90億米ドルの投資も進む

豊富なユニークベニュー、ナイトクラブの貸し切りも

「サレンダー」内部の様子 MICEをおこなう上で、ユニークなベニューや体験が欠かせない要素のひとつであることは論をまたない。今回のリバースミッションでは、アンコール・アット・ウィン・ラスベガスの屋外にある「サレンダー」やベネチアンリゾートホテル&カジノ内にある「タオ」などの人気ナイトクラブを貸し切ってチームビルディングの表彰式などをおこなった。

 サレンダーは460平方メートルでスタンディングであれば4000名を収容可能で、ホテル内であることから食事なども用意できる。貸し切りは営業時間前に限定されるものの、ラスベガス観光局日本事務所代表の岡部恭子氏によると、米国のインセンティブでは「特別感」を出すためのベニューとしてよく使われるという。

タオはアジアンテイスト。様々なベニューが揃うのもラスベガスの特徴だ また、ヘリコプターによるストリップ通り上空の遊覧飛行も人気で、最大60名が同時に参加可能。出発前にスパークリングワインを提供するのも一興だ。なお、ヘリコプターが出発するターミナルは2015年11月に500万米ドルをかけた改装が完了したばかりだ。

 さらに、今後も総額90億米ドルという数々の開発計画が予定されているところで、例えば春には約2万人の収容が可能な「ラスベガス・アリーナ&ザ・パーク」や、サーキットでフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーを運転できる「スピード・ベガス」がオープン予定。

ヘリコプター乗り場は中心街から車で10分程度 MGMグランド・ホテル&カジノでは最新技術を体験できるゴルフをテーマとした複合施設が建設されており、コンベンションセンターのいくつかも数万平方メートルの規模で拡張が進んでいる。