JAL・ANA、年末年始国内線予約は0.3%増、予約率は微増
日本航空(JL)と全日空(NH)が12月18日に発表した年末年始期間(2015年12月25日~16年1月3日)の予約状況で、2社合計の国内線予約人数は前年比0.3%増の22万7859人となった。座席数は1.5%減の325万8577席、予約率は1.2ポイント増の67.8%だった。
JLは座席数は3.3%減の131万1188席と絞ったところ、予約人数は2.0%増の91万6016人と前年を上回り、予約率は3.6ポイント増の69.9%となった。NHは予約人数が0.8%減の129万1843人、座席数は0.2%減の194万7389席とともに減少し、予約率は0.4ポイント減の66.3%と微減した。NHでは、日並びは悪いものの、帰省需要は堅調に推移しているとの見方を示している。
方面別では、JLはUNESCOの世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」構成施設が多く所在する中国・四国と九州の予約人数が前年を上回り、好調に推移。北海道も前年を上回った。予約率では、北海道、関西、九州、沖縄が7割を超えており、関西方面は77.5%で最も高かった。臨時便は、羽田/新千歳線、那覇線の合計6便を運航する予定。前年比では18便減となる。
NHは北海道、関西、中国・四国の予約人数が前年を上回った。また、予約率では北海道が71.3%と最も高かったほか、沖縄が71.7%で7割を超えた。臨時便は、羽田/新千歳、八丈島線で合計16便を運航する予定だ。
なお、期間中のピークは2社とも下り線が12月29日と30日、上り線が1月3日だった。NHは1月2日も上り線のピークに挙げている。