LCCの年末年始予約率、国際線でMM、JWが8割超-新興は6Jが1位

  • 2015年12月21日

 国内のLCCや新興航空会社が12月18日付けで発表した年末年始(2015年12月25日~16年1月3日)の予約状況で、ピーチ・アビエーション(MM)とバニラエア(JW)の国際線の予約率は前年を下回ったものの、8割を超える結果となった。MMは1.4ポイント減の87.0%で、JWは7.4ポイント減の82.5%。GKは国際線の運航を今年の2月28日に開始したため前年比はなく、予約率は68.2%だった。

 国内線の予約率は、MMとGKが前年を上回った。最も予約率が高かったのはJWで、前年を2.6ポイント下回ったものの、81.5%と8割以上を維持した。春秋航空日本(LJ)は成田/高松線の運休などで座席数は前年比23.9%減となったが、予約率は8.5ポイント増の84.2%と改善した。

 国内線のみを運航するスカイマーク(BC)、エア・ドゥ(HD)、フジドリームエアラインズ(JH)、ソラシドエア(6J)、スターフライヤー(7G)の新興航空会社5社の予約率については、BC、6J、7Gの3社が7割を超える結果となった。このうち最も予約率が高かったのは6Jで、9.2ポイント減の74.3%に。伸び率では7Gが座席数を2.8%増としたところ、予約数は12.8%増となり、予約率は6.6ポイント増の73.5%となった。このほか、BCが4.5ポイント増の73.4%で前年を上回った。

 予約率が最も低かったのはJHで、座席数が33.2%減、予約数が38.9%減とともに減少し、64.0%となった。減少幅が最も大きかったのはHDで、提供座席数を5.7%増と増やしたが、予約数が12.8%減となり、予約率は14.4ポイント減の67.4%だった。