年末年始の国際線、羽田は12%増、中部も6%増に
東京国際空港ターミナルと中部国際空港はこのほど、それぞれ羽田と中部の年末年始(2015年12月25日~16年1月3日)の国際線予約の推計値を発表した。羽田は前年比12.3%増の39万5800人、中部は6.1%増の14万7500人で、ともに前年を上回る結果となった。
羽田の旅客数の内訳を見ると、出国旅客数は12.5%増の20万4700人、入国旅客数は12.0%増の19万1100人。ピーク日は出国の第1ピークが12月26日で2万2300人、第2ピークが12月29日で2万2100人、第3ピークが1月3日の2万1900人となった。入国は第1ピークが1月3日の2万4500人で過去最高を見込む。第2ピークは1月2日で2万1600人、第3ピークは12月30日の1万9600人。なお、1月3日は出入国旅客数の合計値が過去最高となる見通し。
中部については、出国旅客数は9.0%増の7万7900人で、3年連続で前年を上回る見込み。入国旅客数は3.1%増の6万9600人を予想する。期間中の合計便数は前年から72便増の510便で、定期便は75便増の502便、臨時便やチャーター便は3便減の8便となる予想だ。
方面別では、運航便数が68便増と大幅に増加する中国が最も多く、前年比72.0%増の1万8400人に。全体に占める割合は8.7ポイント増の23.6%となる。2位は東南アジアで5.7%減の1万6500人、3位は香港で8.7%増の1万1300人。前年を上回るのは中国、香港、台湾の3方面で、台湾は16.9%増の6900人と予想する。
ピーク日は出国の第1ピークが1月3日で9000人、第2ピークが12月27日で8800人。中部によれば出国日は分散傾向にあり、出国のピークが年明けになるのは09年度以来6年ぶりだという。入国の第1ピークは1月3日の9600人、第2ピークは1月2日の8200人を見込む。