Vエアー、中部/台北線就航、台北発初便は搭乗率80%
台湾のトランスアジア航空(GE)傘下のLCCであるVエアー(ZV)は12月15日、中部/台北(桃園)線の運航を週4便で開始した。使用機材はエアバスA321型機で、全席エコノミークラスの194席。桃園発の初便には156名が、中部発の初便には52名が搭乗し、搭乗率は桃園発が80.4%、中部発が26.8%だった。
ZV日本地区総代理店のステラジャパンによれば、同路線の乗客のほとんどは台湾発の訪日外国人旅行者。日本発については販売の準備が遅れたことが響き、初便の搭乗率は低かったが、初便以降は台湾へ帰国する訪日外国人の需要もあり、平均搭乗率は80%超で推移しているという。
ステラジャパンは日本発の需要については、旅行会社に添乗員付きのパッケージツアーなどの造成を働きかけていく方針。また、旅行会社経由での航空券の販売についても、OTA数社と話を進めているという。今後はリスティング広告などインターネットを活用した広告や、就航地と協力したプロモーションなどを通し、日本国内での認知度の向上と、販売促進をはかっていく方針だ。
なお、同日は中部で就航セレモニーを開催。一般の利用者を対象に抽選会をおこない、ZVの中部/桃園線往復航空券を1名に、ZVグッズを10名に贈呈した。