YTL、ニセコ初のリッツ・カールトン開業へ-タイにも新店

  • 2015年11月24日

 マレーシアに本社を置くYTLホテルズはこのほど、北海道のニセコに「リッツ・カールトンリザーブ」ブランドの新たなホテルを開業すると発表した。マリオット・インターナショナルとマネージメント契約を締結したことを受けたもので、リッツ・カールトンのホテルが北海道に出店するのは今回が初めて。また、同ブランドとしては初めての北アジア進出となる。YTLホテルズによれば同ブランドのターゲットは「旅慣れたハイクラスな旅行者」。

 同ホテルはニセコのスキーリゾート「ニセコビレッジ」内に位置し、スキー場に直結。客室数は約50室を予定しており、5年以内の完成を見込む。館内には客室に加えてレストランや温泉、フィットネス施設なども設ける。

 YTLホテルズは今後10年以内に、ニセコビレッジ内に海外投資家向けの「リッツ・カールトン・レジデンス」も開設する計画。同社では「さらなる拡大が見込まれるリゾートマンションへの投資需要に応える」としている。

 あわせて、タイのサムイ島北東部に設置に「リッツ・カールトン・コ サムイ」を開業することも発表した。同ホテルはチョン・モンビーチエリアに位置し、2年後の開業を予定。客室数は約187室で、館内にはレストランやフィットネス施設、プールヴィラなどを設けるという。