豪州、9月の日本人渡航者数は18%増の2.9万人、QF就航で
オーストラリア政府観光局(TA)によると、今年9月のオーストラリアへの日本人渡航者数は前年比18%増の約2万9000人となった。TAによれば、今年8月にカンタス航空(QF)が羽田/シドニー線、成田/ブリスベン線を開設したことなどが要因。ちなみに1月から9月までの累計は、0.3%減の23万8000人と微減している。
TA日本局長のアンドリュー・ライリー氏は「オーストラリアは旅行先としての需要の増加に対して航空座席供給量も増えており、需要と供給の良いバランスが取れてきている」とコメント。今年12月11日には全日空(NH)の羽田/シドニー線も運航を開始することから、「2015年の最終四半期は堅調な成長が期待できる。積極的なプロモーション活動を展開し、日本におけるオーストラリアへのサードウェーブ(第3のブーム)につなげたい」と意欲を示している。
なお、TAは現在、オーストラリアの上質な旅を訴求する「私のイチオシ キャンペーン」を展開しているところ。その一環として、食とワインをアピールするキャンペーン「美食大陸 オーストラリア」や、ワーキングホリデー、ハネムーンのプロモーションをおこなっている。