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10月の宿泊業倒産は5件減の4件、負債総額40億円

  • 2015年11月10日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2015年10月の宿泊業の倒産件数は前年比5件減の4件となった。負債総額は34.9%増の40億3400万円で、東日本大震災関連倒産は1件だった。

 負債総額が大きかったのは福島県の半沢商事と山形県のワイ・ジー・エイチで、それぞれ19億円と12億円。半沢商事は過去の設備投資への負担や景気の低迷、同業他社との競合など、都市型ホテル「山形グランドホテル」を運営していたワイ・ジー・エイチはバブル崩壊以降の需要低迷や東日本大震災による宿泊キャンセルなどで、ともに特別清算をおこなう結果となった。

 なお、10月の旅行業の倒産は3件減の1件で、負債総額は81.1%減の2000万円だった(下記関連記事)。