箱根ロープウェイ、姥子/桃源台間の運行再開、10月30日から
箱根ロープウェイは10月30日、姥子/桃源台間で営業運転を再開する。同社では箱根の大涌谷周辺が火山活動の影響で立入規制を受けたため、今年の5月6日から全線を運休していたが、気象庁が9月11日に大涌谷周辺の噴火警戒レベルを2に引き下げたことで、一部区間での運行再開の準備を進めてきた。このほど、ゴンドラや機材のメンテナンスなどをおこない安全運行が可能となったことや、行政の許可を得たことなどを踏まえ、姥子/桃源台間の再開を発表した。なお、大涌谷駅が警戒区域内に入っているため、姥子/大涌谷間と大涌谷/早雲山間については引き続き運休する。
姥子/桃源台間の運転時間は9時45分から15時15分まで。悪天候などで安全が確保できない場合を除き毎日運行する予定だ。同社によると、11月上旬は紅葉が見ごろであることから「多くのお客様にロープウェイに乗ってもらい、箱根の紅葉を楽しんでもらいたい」考え。ただし、第2、第4木曜日はロープウェイの点検や検査のために終日運休とする。
また、現在運行中の代行バスは利用者の利便性を考慮し、継続する。運行区間は早雲山/姥子/桃源台間で、大涌谷駅には停車しない。8時45分から17時15分まで、引き続き約15分から20分間隔で運行する。箱根フリーパスまたは同社の乗車券を持っている人が利用できる。