日本旅行は10月26日、羽田、伊丹、鹿児島出発で種子島を訪れるツアー「JALで行く ロケット打ち上げ応援ツアー」の発売を開始した。今年8月に同社の創業110周年特別企画として種子島で実施した「ロケット打ち上げ応援ツアー」の第2弾で、鹿児島県が国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用し、ツアーの造成を助成した。出発日は羽田発と伊丹発が11月23日で、行程は3泊4日から6泊7日まで。鹿児島発の出発日は11月24日で、2泊3日から5泊6日までのコースを設けた。

　ツアーでは11月24日に、南種子島町内のロケット打ち上げ見学スポットとして知られる長谷公園で「打ち上げ応援カウントダウンイベント」を実施。カナダのテレサット社の通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」を搭載した「H-II Aロケット29号機」の打ち上げを見学する。ただし、打ち上げは天候などにより延期される場合がある。

　旅行出発前に打ち上げの中止や延期が決定した場合も、ツアーは催行する。打ち上げの前日までに延期が発表され、翌25日が予定日になった場合は、全コース共通でカウントダウンイベントを25日に変更。予定日が26日以降になった場合、羽田と伊丹発の4泊以上、鹿児島発の3泊以上のコースは、最新の打ち上げ日時に合わせてカウントダウンイベントを実施する。なお、予定日が種子島出発日と重なった場合、打ち上げは見学できない。このほか、打ち上げの当日に変更があった場合は、ツアーに同行する添乗員がカウントダウンイベントの変更などを判断するという。

　そのほかには、日本最大のロケット発射場である「JAXA種子島宇宙センター」を見学する。また、宇宙開発への理解を深める旅やイベントを実施する「sola旅クラブ」による、ツアーオリジナルの宇宙検定テスト「第2回sola旅クラブ宇宙検定」をおこなう。検定の合格者にはツアー終了後に認定証を贈呈する。

　旅行代金は東京発が1名10万8000円から、大阪発が10万6000円からで、子供も同額。鹿児島発は4万2000円からとした。参加者には2000円分の「かごしまお得旅お土産・飲食クーポン券」を提供する。募集人員は羽田発20名、伊丹発10名、鹿児島発30名。募集期間は11月13日までで、日本旅行の店舗および公式ウェブサイトにて受け付ける。