外国人目線の広域観光促進を-ツーリズムEXPO訪日シンポ
地方にこそ日本の自然や文化の魅力が
価値を理解し、体制整備や情報発信を

モデレーター
日本政府観光局(JNTO) 海外プロモーション部担当部長 平田真幸氏
パネリスト
田辺市熊野ツーリズムビューロー 会長 多田稔子氏
九州旅客鉄道(JR九州) 常務取締役 後藤靖子
エクスポート・ジャパン 代表取締役社長 高岡謙ニ氏
JTBグローバルマーケティング&トラベル 取締役地域営業部長 吉村久夫氏
日本政府観光局(JNTO) 海外プロモーション部担当部長 平田真幸氏
パネリスト
田辺市熊野ツーリズムビューロー 会長 多田稔子氏
九州旅客鉄道(JR九州) 常務取締役 後藤靖子
エクスポート・ジャパン 代表取締役社長 高岡謙ニ氏
JTBグローバルマーケティング&トラベル 取締役地域営業部長 吉村久夫氏
訪日旅行は地方創生の「切り札」
熊野では着地型旅行を推進

平田氏は、今年は特にゴールデンルートにおいてホテルの稼働率が高く、貸切バスなどの供給が逼迫している状況が見られると説明。ピーク期における地方への送客の分散に対する対策が、政府や自治体、事業者に強く求められていると述べた。

多田氏は「目的意識を持った旅行者に熊野を伝えたい」と考え、ターゲットとして欧米のFITを設定したことを説明。また「外国人旅行者を呼び込むには外国人の感性が必要」と感じたことから、海外に向けて情報を発信する「国際観光推進員」として、過去に熊野で英語指導助手を務めていたカナダ人をスタッフとして採用したという。加えて、セミナーや研修などにも注力し、受入側のサービスレベルを向上させたことを強調した。