外務省、エクアドルのコトパクシ山周辺に注意喚起-噴火で
外務省はこのほど、エクアドルのコトパクシ山とエル・レベンタドール山の周辺地域を、それぞれレベル1の「十分注意してください」に指定した。同省は、今年8月14日のコトパクシ山の噴火直後にスポット情報を発出していたが、継続的に大規模な火山灰や水蒸気の噴出が続いていることから、継続的な注意喚起へと変更したかたちとなる。
コトパクシ火山は首都のキトから南東に45キロメートルの位置にある火山で、前回の噴火は19世紀にまで遡る。火山灰や水蒸気の噴出は現在に至るまで続いており、同省によれば噴煙は1000メートルの高さに達しているという。同国の危機管理庁は8月中に警報を発出し、現在は政府が避難訓練などの対策を進めている。
一方のレベンタドール火山は、キトから東に約90キロメートルの位置にある火山で、2002年の噴火から現在に至るまで、火山灰や水蒸気の噴出を継続。14年3月には同庁が同火山付近一帯に避難準備指示を発出している。