インタビュー:JTBワールドバケーションズ添乗員の磯部正春氏
-後進の指導もされていると思いますが、後輩へのアドバイスをお聞かせください
磯部 当初私が入社した時は、個人で会社と契約をしている雇用関係でした。その時にルックJTBの添乗員の会があったため、必然的に入ることになりました。「ルック専任コンダクターの会」というのですが、それが人材育成に非常に役に立っています。年齢に関係なく、入った時代で先輩・後輩の間柄を作る会で、後輩はいつでも先輩に質問でき、先輩は何か情報が入れば会に流していくという情報共有を数十年にわたりおこなってきました。
添乗はお客様が毎回異なるので、悩みはその都度出てきます。それをいかに解消しながら、共有するのかが最も大切なことです。何回か添乗をすると、お客様の目を見るのが怖くなる時があります。お客様に打ちのめされて帰ってきても、家では共有できない悩みも生まれます。そういう時にルックの仲間と飲みに行けば同じ悩みを抱えている人がいる。そうした場があったことが、私が38年間仕事を続けられた大きな理由だと思います。
業務において最低限必要なこと以外のお客様に対しての接し方は、お客様がツアーごとに異なるので、個別の指導はなかなか難しい。だから悩みを聞いて、その上で助言をしてあげるというのが、後進の指導に対する考え方になっています。
-今後の抱負を教えて下さい
磯部 元気に働いていきたいです。今はヨーロッパのテロなどでお客様の足が止まっています。色々と状況が変化するなか、もう少し平和になってもらい、お客様も私も旅行してともに過ごして、健康にいきたいですね。私はJTBの一員というプライドを持って添乗員を務めています。そのプライドをいつまでも持てるように、ルックJTBとどんどん進んでいきたいと考えています。
-ありがとうございました