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アラスカ、マッキンリー山の名称を「デナリ」に正式変更

  • 2015年9月3日

正式に名称変更された「デナリ」  アラスカ州政府観光局によれば、米国政府はこのほど同州に位置するマッキンリー山の名称を「デナリ」に変更した。「デナリ」は先住民のアサバスカン・インディアンの言語で「偉大なもの」を意味する言葉で、地元住民が長年にわたり要望してきた名称変更を正式に承認した。旧称の「マッキンリー」は同国大統領を務めたウィリアム・マッキンリーにちなんだもの。

 同山は標高6168メートルの北米最高峰で、周辺を含むエリアは国立公園に指定され、同州の観光において重要な役割を果たしている。日本では、冒険家の植村直己が消息を絶った場所として知られる。

 同州の知事を務めるビル・ウォーカー氏は、名称の変更にあたり「とても喜ばしいことで、アラスカ州内の地名は豊かな文化や歴史を反映し、尊重したものであるべき」とコメントしている。同観光局は今後、日本でも新たな名称の使用を推奨する。