日本航空、三越伊勢丹と業務提携で基本合意、商品の共同開発も
日本航空(JL)と三越伊勢丹ホールディングスは8月24日、包括的な業務提携に向けた検討の開始に向け基本合意した。サービスや顧客の利便性、企業価値の向上を目的としたもので、人口減少にともなう市場規模の縮小や競争激化に対して、両社はそれぞれ独自の高付加価値商品やサービスの提供に努めていたが、志向性が一致したことから今回の合意に至ったという。
今後、両社は三越伊勢丹のポイントとJALマイレージバンクのマイル交換サービスの開始などについて検討を開始する。既存顧客の相互送客と新規顧客の獲得を目的としたもので、2016年4月からの開始を予定する。また、JLもしくは三越伊勢丹を利用する頻度が高い顧客を対象とした特別サービスの提供や、両社の新たな提携カードの発行についても協議する。
このほか、三越伊勢丹の店頭販売商品やJLの機内販売商品、旅行商品などの共同開発も検討。さらに、両社の顧客を対象としたイベントの開催や、海外拠点を活用したプロモーションの実施、三越伊勢丹での購入品を空港まで配送するサービスの提供も視野に入れているという。