JTB、ルックでネパール商品発売、現地調査で安全確認

  • 2015年8月20日

「地球の詩 神々の棲むネパール」のパンフレット  JTBワールドバケーションズは8月21日、ルックJTBで「地球の詩 神々の棲むネパール」全6コースを発売する。今年4月のネパール大地震の発生以降、多くの旅行会社がネパールへのツアー催行を中止しているなか、6月末から約1ヶ月にわたる現地調査を経て新たな商品を造成した。ヒマラヤ観光のベストシーズンである10月から催行を開始する。

 そのうち「専用車・専任ガイドで巡るアンナプルナ保護地域 アンナプルナ ジュエルロッジに泊まる7・8日間」の旅行代金は、羽田発着の7日間コースで、宿泊施設は2名1室利用、航空機はエコノミークラスの場合、33万9000円から44万4000円まで。料金には燃油サーチャージを含む。10月1日から5月5日までの期間、羽田、関空、福岡からは毎日、中部からは週5日、出発が可能。

 アンナプルナ保護地域内では、予約が取りにくい快適な設備を有するロッジに宿泊。ハイキング中はポーターが同行して荷物を運び、手ぶらに近い状態で楽しむことができるという。ハイキング後は自由行動とし、近隣の村の散策などに時間を充てることができる。なお、同社によればヒマラヤ山脈を望む主要な展望台は、いずれも従来通り機能しているという。

 JTBワールドバケーションズでは現地調査の際に、文化・観光・民間航空大臣のクリパ・スル・シェルパ氏を訪問。復興業務で多忙を極める同氏は「日本人旅行者の訪問が復興への最大のサポートになる」と謝意を述べている。