立志開運の旅-愛知県岡崎市へ(1) 家康公没後400年で記念事業

 戦国の乱世を勝ち抜いて天下の覇者となった徳川家康。1616年にこの世を去って今年2015年で400年になる。これを記念して家康公ゆかりの地域が連携して「徳川家康公顕彰四百年記念事業」が開かれている。静岡県と静岡市、浜松市、家康公誕生の地である愛知県岡崎市らによって記念事業推進委員会を組織し、1年にわたって各地で家康公、徳川家にまつわる行事を展開している。

 なかでも岡崎市は家康公誕生の地であり、天下統一の拠点として足場を固めた地。今川氏の人質として駿府に向かう6歳までを過ごし、今川義元の死で岡崎城に帰還。その後29歳まで青春時代を送ったところだ。

 岡崎市では「家康公」「江戸のふるさと岡崎」をテーマに「岡崎城まつり」を開催する。岡崎公園・多目的広場で10月30日のプレイベントに始まり、10月31日-11月3日には本イベントを実施する。プレイベントの開催は16-20時、本イベントは10-20時。

 公園内を江戸のまち並みの雰囲気にして、まち歩きができるよう演出する。家康公・夢シアターでは、戦乱の世を治め江戸の都市計画を進めた家康公の軌跡を大型ドーム映像で紹介。昔遊び体験など江戸の風情を楽しむ大江戸にぎわい横丁、岡崎特産の八丁味噌をはじめとする醸造食を生かした彩・食・健・美の食市場、江戸の文化や娯楽を伝えるおかざき大江戸座などを展開する。

 12月23-26日には岡崎公園がイルミネーションに彩られる「家康公生誕祭」が開催される。

 会場の岡崎公園一帯には、岡崎城天守閣をはじめ、家康公産湯の井戸や往時の城塁などが残る。家康公と三河武士に関する資料を展示した三河武士のやかた家康館は歴史をさらに深く学べる施設だ。

 園内は、武士のいでたちで来園者をもてなすグレート家康公「葵」武将隊が観光案内や記念撮影に応じてくれる。


(15/08/19)


情報提供:トラベルニュース社