京都文化交流CB、上半期の外国人宿泊部屋数は25.3%増-中国倍増
京都文化交流コンベンションビューロー(京都文化交流CB)が実施した京都市内の外国人客宿泊状況調査で、2015年上半期(1月1日~6月30日)の外国人利用部屋数は前年比25.3%増の40万44室となった。
総営業部屋数は0.9%増の135万8699室で、総稼働部屋数は4.8%増の117万1040室、稼働率は3.2ポイント増の86.2%だった。また、総稼働部屋数のうち、外国人利用部屋数の割合は5.6ポイント増の34.2%。月別で見ると、1月から6月のすべての月で前年を上回っており、2月から5ヶ月連続で3割以上増加している。
外国人利用部屋数の構成比率を国・地域別で見ると、最も高かったのは台湾で全体の18.1%を占めた。2位は中国で17.7%、3位はアメリカで14.9%、4位はオーストラリアで5.8%となった。伸び率では、中国が126.6%増と最も伸長。次いで、トルコが110.7%増、サウジアラビアが101.2%増、ベトナムが84.6%増と続いた。
6月単月では、外国人利用部屋数は40.2%増の7万9801室だった。総営業部屋数は0.9%増の22万8510室、総稼働部屋数は10.7%増の20万1417室。稼働率は8.4ポイント増の88.1%で、2月以降5ヶ月連続で前年を上回った。総稼働部屋数のうち、外国人利用部屋数の割合は、8.3ポイント増の39.6%。
なお、同調査は京都文化交流CBが京都市内の主なホテルを対象に毎月実施しているもので、1月は25軒の7617室、2月は24軒の7187室、3月は25軒の7619室、4月から6月は25軒の7617室について回答を得た。同CBによると、回答数は市内ホテル客室数の約4割を占めているという。