日系2社、上半期国際線旅客は10%増-6月単月も10%超

  • 2015年8月3日

▽6月単月、国際線旅客数は10.6%増‐利用率も前年超え

 6月単月の運航実績では、2社合計の旅客数は10.6%増の129万8089人。ASKが3.0%増だったのに対し、RPKが9.3%増と大きく伸長し、利用率は4.5ポイント増の77.6%となった。

 会社別で見ると、上半期と同様にJL、NHともに全項目で前年超え。旅客数はJLが8.0%増の66万7181人、NHが13.4%増の63万908人となった。利用率では、JLはASKが0.4%増、RPKが7.9%増となり、5.6ポイント増の81.2%。NHもASKの5.5%増に対し、RPKが10.7%増と上回り、3.5ポイント増の74.2%と成長した。

 方面別の旅客数では、JLは中国が22.1%増の11万471人と最も増加。このほか、オセアニアが19.2%増の1万2304人、東南アジアが16.3%増の26万4669人、太平洋が5.5%増の17万2459人で前年を上回った。利用率で最も高かったのは、上期と同じくグアムで1.1ポイント減の87.8%。次いで、太平洋が1.1ポイント減の86.2%、オセアニアが11.9ポイント増の80.2%、東南アジアが12.9ポイント増の79.3%などとなった。

 NHについては、旅客数はアジアが17.0%増の42万258人、北米・ホノルルが6.8%増の15万1090人、欧州が6.6%増の5万9560人といずれも増加。利用率が最も高かったのは北米・ホノルルで2.0ポイント減の77.3%だった。このほか、アジアが7.3ポイント増の72.4%、欧州が6.1ポイント増の71.5%と続いた。