星野リゾートグループはこのほど、ANAクラウンプラザホテルについて、金沢、富山、広島、福岡の4施設を買収すると発表した。4施設の不動産の所有と経営をおこなう法人の株式を、米国系ファンドの子会社から取得する。法人名とファンド名は非公開。投資金額は400億円弱とした。

　同グループでは、リゾート滞在をターゲットにした「星のや」と「リゾナーレ」ブランドに加え、温泉を目的とした滞在向けの「界」ブランドを展開しているところ。都市観光分野は未進出であったが、今回の買収を契機として中長期的にノウハウを蓄積していく。

　なお、4施設は今後、法人を既存のまま引き継ぎ雇用も継続する。運営もインターコンチネンタルホテルズグループ（IHG）がおこなう。