KLM、福岡線全便に新シートのB777-200型機、冬ダイヤから
KLMオランダ航空(KL)は今年の冬ダイヤ(10月26日~)から、福岡/アムステルダム線の全便に、新しいビジネス、エコノミークラスを装備したボーイングB777-200型機を導入する計画だ。KLによると、現在も一部のフライトでB777-200型機を使用しているが、8月からは月曜日福岡発のKL870便を同機材で定期運航する予定。
新ビジネスクラスは全34席で、配列は2-2-2。シートはフルフラットで、全長2メートル7センチ。座席横や、40.7センチメートルハイビジョンモニタースクリーンの下に収納スペースを備えた。また、新エコノミークラスは全282席で、3-4-3の配列。シート幅は通路、窓側が44センチメートル、中央が43センチメートル。23センチメートルの高解像度のタッチ式スクリーンを設置した。
新しいビジネス、エコノミークラスのデザイナーはオランダ人デザイナーのヘラ・ヨンゲリウス氏を起用。カーペットやパネルの装飾、カーテン、照明、ブランケット、クッション、内装全てを一新した。同氏によると、機内でのアットホームな雰囲気の提供をポイントに置き、デザインには温かみを感じさせる色使いにしたほか、内装に水玉模様を取り入れたという。
さらに、ビジネスクラスではKLMの機体の色である「KLMブルー」に加え、茄子紺やダークブラウン、ミッドナイトブルー、コバルトブルー、ダークグレイの5色を使用した。このほか、カーペットでは部分的に、廃棄された女性スタッフのユニフォーム生地を使用するなど、環境にやさしい素材を活用している。
なお、KLではB777-200型機15機のうち、8機に新シートを導入。15年末から16年初めをめどに、全機材に新シートを搭載する予定だ。