全旅、過去最高収益を更新 総会開き中間新社長が抱負
全旅の第42期株主総会が6月23日、東京・浜松町東京會館で開かれ、2014年度は取扱額、利益ともに過去最高を達成したことがわかった。総会後の懇親会で池田孝昭・新会長が明らかにした。
それによると、13年度比で取扱額は115%、利益は110%を記録。基幹事業のクーポン事業は(1)日本旅行との連携強化により「αLine」の利用料の引き下げ(2)全旅クーポン会入会基準の緩和(3)年間発券額に応じた表彰制度の創設などの施策が奏功し、前期比104%と伸びた。
総会では役員改選も行われ、新社長に中間幹夫常務、副社長にも佐藤達雄常務と植竹孝史取締役が昇任した。5期10年務めた池田孝昭社長は取締役会長に、大原秀雄、兒島武副社長は相談役に就いた(一部既報)。
懇親会であいさつした中間新社長は「池田社長の後を引き継ぐのはたいへんな重責です。今まで築かれた大きな信用と実績を毀損することなく、株主への配当を1円でも多くできるよう全役員、全職員一丸となってがんばっていきます」と抱負を述べた。
来賓として出席したANTAの二階俊博会長は「我々は観光を通じて世の中を明るくし国を発展させる使命を負っています」とし、今年相次ぎ実施した韓国へ1400人、中国への3千人の訪問団に続きインドネシアへの訪問にも意欲をみせた。「インドネシアは日本にとって極めて大きな役割を担う。全国旅行業協会のやる気をみせましょう」と呼びかけた。
新・昇任した役員、監査役は次の皆さん。▽代表取締役社長=中間幹夫(鹿児島県)▽取締役副社長=佐藤達雄(北海道)、植竹孝史(東京都)▽取締役=上原龍男(京都府)▽監査役=半田初幸(山梨県)、内田正人(大阪府)▽常務執行役員=日野俊英 以上、敬称略。
(15/07/16)
情報提供:トラベルニュース社