ユナイテッド、LCCのアズール・ブラジルと提携-コードシェアなど
ユナイテッド航空(UA)はこのほど、LCCのアズール・ブラジル航空(AD)と長期的な戦略提携を締結した。同社がLCCと提携するのは今回が初めて。UAはADの株式の約5%を取得し、子会社を通じて1億米ドルを出資。ADの取締役会に役員を1名派遣する。両社は今後、北米および南米路線でのコードシェアや乗り継ぎの利便性向上、マイレージプログラムの相互使用に向けた準備を進める。
UAは1992年にブラジルへの乗り入れを開始し、リオデジャネイロとサンパウロに就航。現在はシカゴ、ヒューストン、ニューヨーク、ワシントンからブラジルに毎日5便を運航している。一方のADは、ブラジルの航空会社では最も多くの国内都市に就航しており、100以上の都市に1日900便以上を運航している。
コードシェアについては、ADが運航するサンパウロのグアルーリョス国際空港からの国内線とフロリダ線、UAが運航する北米線およびカリブ海線で実施する予定。関係国の政府認可が条件となる。
マイレージプログラムについては、両社の会員は両社の全路線でマイルの獲得と特典旅行の利用が可能になる。今後は提携拡大にあわせて、会員向けサービスをさらに拡充する予定。