旅行業団体が総会(3)一社和歌山-ネット集客を強化
一般社団法人和歌山県旅行業協会(小山哲生会長=日高観光)はこのほど、和歌山市のルミエール華月殿で通常総会を開いた。
役員改選で再任した小山会長は「インバウンドが活況で国内旅行の動きが止まっているような気さえする。我々中小旅行会社はインターネットによる集客に力を入れなくては自滅するのではないかという危機感がある。今年度はインターネットの取り組みを充実させたい」と話した。
来賓としてあいさつに立った和歌山県観光交流課の中島寛和課長は「当県の観光客は日帰りと宿泊を含めて3100万人にお越しいただいている。今年9月に行われる国体に合わせて高速道路が延伸し、県内移動の利便性が高まる」とし、県内広域観光の可能性に言及した。
このあと開かれた協同組合和歌山県旅行業協会(小山哲生理事長)の総会では、一般社団法人と協同組合の両団体が同じ歩調で会員の役に立つ事業を行うことを決めた。
具体的には県観光交流課や受入施設の組織「葵会」とともに地旅の推進を図るほか、インターネットによる集客方法を検討する。
和歌山県旅行業協会協力会(沼田久博会長=むさし)の総会は、このところ参加者が増加している商談会の充実を図るほか、協会加盟の旅行会社との交流に注力することなどを決めた。
(15/06/29)
情報提供:トラベルニュース社