新理事長に山本さん(紅鮎) 滋賀県旅ホ組合
滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合(佐藤良治理事長=びわ湖花街道)はこのほど、大津市の大津プリンスホテルで開いた通常総会で、新理事長に山本清蔵さん(紅鮎)を選出した。
山本新理事長は「佐藤理事長の後を継いで157軒の組合員に役に立つ情報をお届けできる組合運営を行いたい。これまで全旅連への出向を通して多くのことを学ばせていただいた。そのご恩返しをしたい」と、組合運営の抱負を語った。
今年度事業として研修会の開催や飲食に関する高度衛生管理(HACCP)の推進、青年部や女将の会との連携、全旅連の諸事業に積極的に参画し業界発展に寄与するなど、11項目の事業に取り組むことを決めた。
佐藤前理事長はこれまでを振り返り「理事長に就任してもっとも力を入れたのが若い経営者を育てる人材育成。今では組合活動を支えてもらうまでの成果を得た」「日本遺産として滋賀県は『琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産』の認定を受けた。非常に喜ばしいことだ。これを機にいかに多くの人に来ていただき喜んでいただけるか工夫し、実りあるものにしなければいけない」と話した。
また、6月2日の総会で全旅連の新会長に就任する京都・旅館こうろの北原茂樹さんについて「滋賀県から日本旅館協会の会長として湯元舘の針谷了さんが昨年就任しており、北原さんの就任によって関西から2つの旅館組織のトップが誕生する」と話し、滋賀県旅館組合を挙げて2組織の活動を支援したい考えを示し、協力を求めた。
総会後、インバウンドにっぽん・実践!インバウンド代表取締役の小野秀一郎さんが「個人化する訪日旅行とネットを活用した集客対策」を演題に講演した。
小野さんは「インバウンドビジネスは伸びしろが大きく有望な市場。日本を総合的に紹介するのではなく、焦点を絞り込むことが大事」と述べ、積極的な情報発信を呼びかけた。
情報提供:トラベルニュース社